8月27・28日で福島へ家族旅行に行ってきました。(もうすぐ1か月経っちゃう(;’∀’))
2日目はまず野口英世記念館へ。非常に満足度の高い見学ができました。
今年の行程
初日
南ヶ丘牧場で遊ぶ
2日目
野口英世伝説の始まりの場所!
猪苗代は、黄熱病や梅毒の研究をし、ノーベル生理学・医学賞の候補に三度もなり、今は1000円札に描かれている野口英世の地元です。
というわけで野口英世記念館に行ってみました。
館内は撮影OKだったので、いっぱい写真を撮りました。
たくさん掲載し過ぎると、行く予定の人にとってはネタバレになるので、乗せ過ぎないようにしますが、それでも良さを伝えたいので多くなっちゃいます。
入館して最初に目についたのは、なりきり英世セット!
白衣と髭を付けて、野口先生の記念撮影!
床に立体的に描かれた絵で、研究の材料っぽく写真撮影。
では、見学開始です。
まずは、野口英世が生まれた家へ・・・
なんですが、野口英世という名は、大人になってから改名した名前で、最初は野口清作という名前だったそうです。
このように家の中も見ることが出来ます。
そして、一歳半の時にここで運命の出来事が起きたそうです。
母が見ていないうちに篭から脱け出し、火のついた囲炉裏に落ちてしまい左手に大火傷を負います。
その火傷によって左手は指が全て繋り、瘤のようになってしまい、物を掴んだりも出来なくなってしまいました。
しかし、年月が経ち、ある医師の手術によって左手が使えるようになり、その手術に感銘を受けた清作は自分も医師になる決意をし、独学で勉強に励んだそうです。
そして、医師になるために東京に出る際に、自宅の柱に、
と、「やり遂げるまでは帰ってこない!」という強い思いを柱に彫ったんだとか。
囲炉裏の方もですが、ただ「ここが○○した場所です」と言うだけではなく、こんな感じで影のパネルを置いてあるおかげで、「こんな風に」というのがイメージしやすく感情移入する気がして、見せ方が上手いなぁと思いました。
家の前にある小川。母は清作が囲炉裏に落ちた時、ここで洗い物をしていたんだとか。
いや~世界の野口の誕生には、こんなにドラマチックな事件があったんですねぇ。これはもう野口英世伝説の始まりの場所と言っても過言ではないでしょう!
わずか数分で、野口英世という人物に凄く興味を持ち、そして尊敬するというか、魅了されてしまいました。
尊敬する野口英世の生家を背にして、人が減ったときに独占して写真撮影!
…と思ったら、後ろに一人写ってた…
野口英世という努力の天才!
その後、館内に戻り、英世が実際に使っていた物や、子供の頃の成績表、恩師送った手紙、英世に会いたい母からの手紙、研究ノート、写真など、展示されている様々な物を見ながら、どのような研究し、どんな人生を送っていったのか学びました。
母シカから、なかなか日本に帰らない英世に送った手紙は、じーんときました。
清作から英世に改名した理由もわかりました。
日本、アメリカで成果を上げ、欧州からも注目される研究者となり、そして、黄熱病の研究のためにアフリカに渡り、研究に区切りを付け、アメリカに戻る最中に自らも黄熱病を発症し、死亡した野口英世。
もっと生きて研究を続けていたら、もしかしたら現代でもまだ解明出来ていない病気の数はもっと少なかったでしょう。「人類はとても偉大な人物を失ってしまった」きっと世界中がそう思ったに違いありません。
僕がじっくり見学しているので、妻と子供たちは先に進んでいってしまい、ゲーム感覚で学習できるコーナーで楽しんでいました。
体中からいろいろな細菌を探しています。
こちらは体全体を使ったゲーム。
リアルな野口英世マネキンが登場。
いくつかの決められた質問に答えてくれます。
周りにいた別の子たちは「えっ?本物なの?」なんて言っていましたよ(笑)
最後まで子供達も飽きずに見学出来ました。
野口英世の名言
館内に展示されていた野口英世の言葉が、どれも心に響きました。
実家の柱に彫った言葉。売れっ子になるまで!みたいな、〇〇する(なる)までは帰らない!とかあるけど、その元祖でしょうか?でも重みが違う気がする。
深い!深すぎて、真意はよく分からない!
でも、なんとなく僕は言いたいことが分かるような気がする。
そしてこれ!今回の見学で一番心に響いた言葉。
そしてそれを行動に移して、結果を出す。野口英世は本当の天才と思う。
僕も人より劣っている部分も、人の何倍も努力して努力して努力して努力して努力して、人よりも優れている部分にしてみせるような人間になりたいものです。
そんな強さはないですが・・・(こう言ってる時点でもう負けてるか・・・)
これは野口英世の言葉ではないけれど、死亡時に海外の人にもこのように「人類の為に生きた」と評された野口英世大先生!
めちゃめちゃカッケーっす!!!!
努力を惜しまない人、芯の強い人、自分に厳しい人、完璧主義な人、そんな野口英世にすっかり魅了されてしまいました。
今、「尊敬する人物は?」と聞かれたら、「野口英世!」と即答します。
いつか絶対また子供と再訪したい!
今回、野口英世記念館を家族旅行の行程に入れて本当に良かったです。
正直、僕は野口英世について、「黄熱病の研究をして、自身も黄熱病で死んだ」位しか知りませんでした。恥ずかしながら、子供の頃に手を火傷したことすら知らなかったです。
そんな僕が見学に行ったのは、口コミなどで調べてみると、「今まで見学した記念館などで一番良かった!」「感動した!」など、とにかく評価が高くて僕が興味を持ったからなんですが、まだ小さな子供達も楽しめるような場所ではないだろうと思っていました。
でも、色々な展示や、ゲーム形式なコーナーもあって、全然堅苦しくないので案外子供達も「1000円札の人!」と言いながら楽しめているようでした。
とはいえ、まだ小さな子供達は、野口英世がどうしてお札に描かれるような人なのか分かっていないでしょう。
野口英世の偉大さを子供達にも伝えたいので、数年後、子供たちが大きくなってある程度理解できるようになったら、また嫌々でも連れて行こうと思います!
最後に・・・
記念館の脇にあるお土産屋さんで買い物。
職場に買っていった「野口英世の一生クッキー」
開けてみたら、飛び出す絵本みたいになってて可愛かったです。
箱も捨てられずにとってあります(笑)
味は極々普通ですが、プリントも可愛く、「忍耐」とプリントされたクッキーを誰に渡すか考えたりと、なかなか楽しくお土産にお奨めです。
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