息子のサッカークラブの試合の付き添いに行ってきました。
以前、練習を見学した時には、息子のやる気のなさに愕然としましたが、その後時間も経ち、家でも時々2人でサッカーで遊んだりしていたので、いざ実戦でどの程度変化があったか楽しみでした。
親の心配をよそに、大はしゃぎ(^-^;
朝、9時に家から1時間程度の会場に集合。
この日も、朝から相変わらずの暑さです。
息子は前日、夏祭りで熱中症のような症状を起こしたので、妻は参加させることも悩んだようですが、僕は帰宅後の様子から大丈夫だと判断していたのと(決して軽く考えているわけじゃないですよ!)、何より息子が「絶対に行く!」と言っていたので、参加させました。
その為、いつも以上に体調に気を付けての参加で、いつもは基本麦茶ばかり飲ませていますが、朝はOS1を飲ませ、スポーツドリンクも持って行き、合間合間で飲ませました。
やはり、水分だけじゃなくナトリウムも取らないとです。
会場に到着すると友達がいるので、もうみんなで大はしゃぎ。 さすがちびっこ、試合まで静かにしていれば良いものを・・・(^-^;
この日は、3試合あったのですが、試合前にばててしまわないかという心配と、また熱中症にならないかという心配をよそに、試合と試合の合間もはしゃぎまくります。
息子に積極性がついてきた
試合は10分で、ゴールする喜びをなるべく多く感じさせたいということで、ゴールキーパーは無しのルールです。
息子の所属するチームは、2試合目・3試合目・5試合目に出場。
試合を観戦し、積極性がついてきた息子の姿を見ることが出来、とても嬉しく思いました。
まだこの年齢なので、ほとんどが皆ボールのある方へ密集し、ただ前へ蹴るだけなので、技術的なことは大差ないのですが、違いは突進力と走る速さといったとこでしょうか。
体格は一番小さい方で、気持ちが強いとも言えない息子は、突進力(パワーとも言えるかな?)は劣っています。
走るのも遅いので、ルーズボールにいち早く追いつくことも出来ません。
それでも、以前は追いかけようともせず、全く関係ないところでポケーっと突っ立ていたと思えないほどの変貌でした。
一緒になって、ボールを追いかけ、相手ゴール側へ蹴ろうとするし、ゴールキックやキックオフを自分にやらせろというような態度も見せます。
パワー、スピードに劣る息子でも、他の子よりちょっと優れているかなと思えたこともあります。
それはポジショニングです。
先述のとおり、この年齢の子供たちは、皆(やる気のない一部の子を除く)ボールに密集しますが、息子は時々、密集地から離れ、自ゴール前でピンチに備えたり、相手ゴール前でチャンスを伺ったりしていました。
密集地を離れ、自分へパスをよこせと、「パス、パス!」と手を広げて声を掛けてました。
ただ・・・、いざボールが来た時に、ゴールを決めたり、クリア出来るかは別問題で・・・(^-^;
ビッグチャンスも、相手チームの子にブロックされゴールゲットならず。
「負けても良いんじゃない、負けてしまったのはしょうがないんだ」
結局、試合は1分け2敗で一度も勝つことが出来ず、息子自身もゴールを決めることが出来ませんでした。
全試合を終えた息子から聞こえた言葉は、
「あ~、勝てなかったぁ。くやしぃ~!勝ちたかったなぁ~」
でした。
これですよ!これ!
父は、この気持ちを息子に持ってほしかったのですよ!
前にも書いたけど、「1番取れなくても(負けても)頑張れば良いんだよ」という教育方針は、間違ってはいないと思うけど、子供への伝え方がおかしくて「負けてもいいって言われた!」とはき違えて、残念な結果でもヘラヘラしている子供が多いような気がします。
実際、うちの息子がそうでした。運動会でやる前から、「負けても良いんだよ」「頑張ればそれでいいんだよ」と言っていて、競争に勝とうという気持ち、努力する気持ちに欠けていました。
でも、今の息子は違います!(思い込み?親バカ?)
負けて悔しい!勝ちたい!と思えます。
そう思えれば、それを実現しようと頑張れます。
こういう状態なら、親としては「頑張ってたね。負けてしまったのは仕方がないんだよ」と、はっきりと言えます。
「負けても良いんじゃない、勝つために必死になって、それでも負けてしまったのはしょうがないことなんだ」
息子にはこういう風に考えていってほしいと思います。
10分×3試合のわずか30分でしたが、息子の精神的な成長を見ることが出来た、親には貴重な時間となりました。
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