ENDORPHIN PRO と FASTWITCH9 サッカニーのレーシングシューズ で走ってみた!

今年の夏は3足のサッカニーのランニングシューズを買いました。

その内、1足は普段履き用で買ったもので、実際にランニング目的で買ったのは上の写真の2足。ENDORPHIN PRO (エンドルフィンプロ)とFASTWITCH(ファストウィッチ)どちらもサッカニーの中では少ないレーシング向けのシューズです。

買ってから時間が経ちましたが、ようやく履いて走ったので、2足の違いや感想を書きます。

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ENDORPHIN PRO

まずはエンドルフィンプロ。

今年発売された、サッカニーで初めてのカーボンシューズです。

6月の予約開始と同時に申し込んで、無事ゲットすることが出来たこのシューズ。僕は今月になるまで履かずにいましたが、既に履いたランナーさんのSNSなどではかなり評判が高く、NIKEのヴェイパーフライに対抗するシューズと話題になったシューズです。

足を入れて立った瞬間、そして数歩歩いた瞬間に「うわっ!なんじゃこれっ!」ってのがファーストインプレッション。

僕はカーボンシューズ自体が初めてだったので、これがエンドルフィンの特徴なのか、カーボンシューズの特徴なのかは分かりませんが、中足部辺りがプニプニというか、きっとここにカーボンプレートのカーブ部分があって、反発するんだろうなと感じがします。

また、クッション性能が優れているのもすぐに分かります。

PWRRUN PBっていう柔軟性・反発力・耐久性に優れ、さらに軽量なクッション素材が使われているそうです。

そして走ってみると…跳ねる!跳ねる!

バイーンッ!バイーンッ!って感じです!ほんと踏み切り板!

5kmを最初はゆっくりピッチ気味に5分00秒/km位で走り始め、4分00秒/km位まで上げて走ってみましたが、自分の感覚よりも速く走れているものの、ちょっと走りにくさを感じました。

なんというか、普段の自分のピッチと違うもんだから、リズムがずれるというか、ぎこちない走り方になってしまうというか…

シューズに「オイオイ、オレを履いて走るなら、こんなチンタラしたペースで走ってんじゃねぇよ!」と言われているような感じです。(これマジで!)

リズム良く走るにはある程度スピードに乗っていた方がいいと思います。

5km走った後、試しに1kmをタイムトライアル気味に走ってみたら、広いストライドで凄く良い感じに走れて、3分17秒と、中学生の時以来見たことのないタイムが出ました。まだちょっと余裕あったし、これ下手したら3分切りも出来るんじゃないかって気がします。(中学の時切ったことあったかなぁ?)

ただ、スピードが出るのはいいんだけど、フルマラソンはこんなペースじゃ走りきれないよ?なんせ今の目標はサブ3.5(5分00秒/km)ペースだし。

もうちょっとやれそうな気もしてはいますが、それでも4分40秒位までだろうなぁ。

一応、このエンドルフィンプロを今後のレース用シューズにするつもりですが、このペースでも上手くエンドルフィンを履きこなすにはもうちょっと慣れと、走り方の見直しが必要かなぁって思っています。

そしてさっさとサブ3.5はクリアして、サブ3を目指すくらいにならないと、エンドルフィンの良さを生かしきれないかなと。

エンドルフィンシリーズは、スピードとシフトも発売され、こちらは通常販売していていますが、プロは予約販売で売り切れたようで、メンズサイズは今は手に入れることが出来ません。(レディースはまだあるみたい)今後追加販売されるのかも分かりません。せっかく手に入れたので本当に頑張ります!

【SAUCONY】 WMNS ENDORPHIN PRO エンドルフィン プロ

【SAUCONY】 ENDORPHIN SPEED エンドルフィン スピード S20597-10 WHITE MUTANT

※11月1日追記 proも再販してる! もう1足欲しいなぁ・・・

【SAUCONY】 ENDORPHIN PRO エンドルフィン プロ  WHITE MUTANT

FASTWITCH 9

ファストウィッチはエンドルフィンプロが発売される前のレーシングモデル。

何年前に発売されたんだろ?型落ちモデルなんだけど、このデザインかっこ良くないですか?!

だいぶ前にABCマートのオンラインショップで見つけて、めっちゃ気になっていたものの、実物を見たことがないので購入は躊躇っていました。

しかし、9月にアウトレットで実物見かけてめっちゃ興奮しながら購入。値段もかなり下がっていました。(約5000円で購入)

レーシングモデルだけど、長めのジョグで履いてみました。

最初は硬いなぁと感じました。

最近はレーシングモデルでも、厚底でクッション性を重視したランニングシューズが主流ですが、これは厚底ブームの前に発売されている商品です。

なので、当時のレーシングモデル(上級者向け)だと、クッション性よりも力が伝わりやすく、地面を蹴りやすい作りなので、硬く感じるのは当然ちゃあ当然なんだろうけど、そこまで薄っ!って程でもないし、これくらいなら普段履いているシューズにもありそうだけど…?

僕は普段、のんびり長めを走る時は、最近はミズノの初心者向けのウェーブライダー23を履くことが多いですが、いわゆる厚底シューズと呼ばれるシューズは、たまに雨など足下が悪い時にワークマンのランシューを履くくらいです。

5~10km走の時や、20km以上でもあえて負荷をかけて足を鍛えたいたいなぁというか、ある程度しっかりと走ろうという時には、これまでレース用に使っていた、アミュレットやスペーサー(どちらもミズノのだいぶ古いモデル)を履いて走っているので、ファストウィッチが特別クッション性が無いとか感じないはずだと思うんだけどなぁ。なぜ固く感じるのだろう?

そう考えながら走っていて、途中で思い出しました。

「そうだ!このシューズはドロップが4mmなんだった!」

サッカニーのランニングシューズが久しぶりだったので忘れていましたが、サッカニーはドロップ(ソールの低い部分と高い部分の差)が小さいシューズが多く、トレーニングシューズで10~12㎜位、レーシングモデルだと8㎜位が一般的かと思いますが、サッカニーは4㎜ドロップの物が多く、このファストウィッチもそうです。(写真で見ても、見た目じゃ分からないけど)

ドロップ差が大きいほど、足の裏を地面と平行に着けようとすると、ソールに厚みがある踵部分の方が先に着き、ドロップ差の傾斜で前方への体重移動を促してくれます。

逆にドロップ差が小さいシューズで同じ感覚で着地しようとすると、フラットに近い着地になるので、踵に近い部分は衝撃も大きくなります。これが硬く感じた理由だと思います。

また傾斜が無い分、前方への体重移動も自分でする必要があります。

これを機能性が低いと感じるのか、本来のあるべき自然なランニングフォームに近づくためのシューズと考えるかは人それぞれの考え方や、レベルによると思いますが、僕はこの4㎜ドロップは好きですねぇ。

クッション性が低くても、地面からの衝撃に負けない強い足が求められ、そもそも衝撃を受けにくいようにするには、フォアフット気味で走る必要があり、前傾姿勢をとれたフォームになってくる…速く強いランナーを目指す人には良いことずくめじゃないですか!

あと、クッションの効いた柔らかい感触もいいかもしれませんが、僕は程好く地面を蹴る感触を味わえるシューズの方が、なんか走っていて楽しいんですよねぇ。まだそれでフルを走りきるのはしんどいですが…(^_^;)

一応普段からミッドフットからフォアフット着地を意識はしているつもりなので、ファストウィッチでのランにもすぐに慣れて、楽しく走ることが出来ました。

ですが、久しぶりに4㎜ドロップのシューズで走ってみると、やはり多少なりとも、実際に履いて靴に合わせた走り方になっていたんだなぁ。と実感もありましたね。

最高のパフォーマンスを発揮する為に

好き嫌いは別として、やはり、今の主流の通り、優れたクッション性能で衝撃から足を守ってくれながらも、高い反発力で推進力を産んでくれる厚底カーボンシューズ(エンドルフィンプロ)が、長距離でより速いタイムを求めるレーシングシューズとしては適していると思います。

しかし、強制的に速く走るための筋力も使わせられるので、より強い足作り、効率的なフォームが必要になってくるのかなと。

エンドルフィンプロの性能を最大限生かす、その為のトレーニングシューズとして、そして地面を感じて楽しく走るシューズとして、ファストウィッチはピッタリなのかなぁ?と僕は勝手に理解しています。

あー、キンバラも欲しくなってきたー!

コメント

  1. […] […]

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